専門的な勉強と高卒資格取得が同時にできる 技能連携校・千葉モード 高等課程の1日をレポート!
生徒・先生の声
2018/07/30
専門的な勉強が、高校卒業の単位として認められる『技術連携校』というしくみを知っていますか?
今回通信制高校ナビでは、技能連携校である『千葉モードビジネス専門学校 高等課程(以下 千葉モード)』で学校の雰囲気や、勉強している内容などを見学してきました! 前半のこの記事では、授業の様子を。後半の記事では生徒さんに直接聞いたお話を紹介します。
※技能連携校とは?
技能連携校とは技能連携制度を利用した高等専修学校のことを指します。
千葉モードでは、技能連携制度を利用して、ファッション・ネイル・情報ビジネスについて専門的な勉強をしながらの高校卒業資格取得が可能となっています。
ファッションビジネス科では講師を招いての体験学習
千葉モードには、ファッションビジネス科とITビジネス科があり、定期的に外部の講師を招いてスタイリングやヘアメイクなど様々な体験学習を行っています。
取材に伺った日の午前中は、和装教育国民推進会議(NPO)の方々による浴衣の着方を学ぶ体験学習が行われていました。
授業ではまず、用意された浴衣から一人一着浴衣を選びます。一緒に配られたプリントには浴衣や和装の解説が載っています。
その後、どんな手順で着ればいいのか、講師の方がお手本となりながら着付けの流れを見せてくれました。生徒さんたちも真剣にその手順を見学しています。
説明が終わったらさっそく着付けにチャレンジ。生徒さん同士で輪になって、協力をしながら進めて行きます。
難しいところは講師の方が教えてくれるので、着付けが初めてでも安心ですね。
着付けが終わったら記念撮影タイム!
生徒さん同士もスマホでお互いを撮り合っていました。
通信制高校ナビも撮らせてもらいました。しっかり着れていますね!
着付けが終わったらそこで終わり、ではありません。そのまま和装でのマナーとして座礼・立礼を学びます。
最後は浴衣を綺麗にたたむ方法を教えてもらいました。体験学習のあとは授業の感想と先生へのお礼の手紙を書いて終了。
感想も、生徒のみなさんがじっくり時間をかけて書いていましたよ!
ITビジネス科は検定の準備中…
午後はまず、ITビジネス科の授業を見させていただきます。こちらではビジネスシーンで要求される、ICT活用に関する知識や技能、問題解決力に至るまで、幅広く網羅している資格試験について学ぶことができます。
この日の授業ではP検定という資格取得のため、タイピングの課題を行っていました。
和気あいあいとした雰囲気で、生徒さんと先生の会話や質問も活発に交わされています!
最後は、ネイルの授業を見学
ファッションビジネス科では、午後はネイル検定取得のための授業が行われていました。
こちらは、爪にハードジェルや、アクリルリキッドとアクリルパウダーを混ぜた物を乗せて爪の長さを作り出すスカルプチュアという技術の練習をしているところ。
ボコボコしないようにするのが難しいのだとか。
こちらでは、検定に向けてネイルアートの練習を行っています。
こちらの生徒さん、自身の爪も自分でアートしているそう。上手ですね!
生徒さん同士でネイルケアの練習をし合ったり、テキスト学習をしたり、みなさんそれぞれの課題に取り組んでいました。
取材を終えて
どの授業も賑やかかつ和気あいあいとした雰囲気で、先生と生徒さんの距離が近い千葉モード。
印象に残ったのは、授業が終わったあと生徒さんが教室の片付けを行っていたのですが、特に当番が決まっているのではなく、自主的に片付けていると言っていたことでした。
先生が一方的に話すだけの授業ではなく、体験型学習であったり、生徒さんが自ら課題を考えて勉強に取り組んだりといったことが、さまざまな場面で活きているのではないでしょうか。
後半の記事では、学校について2人の生徒さんへインタビューしています。こちらもぜひご覧ください。
取材協力
千葉モードビジネス専門学校 高等課程
この記事を書いたのは
通信制高校ナビ「リアル通信制」編集部