全国各地にさまざまなタイプのサポート校がありますが、どうやって自分にあうサポート校を選んだらよいのでしょう?
ここでは、入学後に後悔しないために、チェックしたいポイントを紹介していきます。
ポイント①「スクーリング」
サポート校は通信制高校在学生を教育面、生活面、精神面でサポートしていくことを目的としているため、通学することが基本です。提携する通信制高校のスクーリングをサポート校で受けられる学校もあります。
通学スタイルは全日制のように週5から在宅コースまでさまざまですが、自分の生活スタイルに合ったサポート校を選びましょう。また、通学に無理のない距離での学校が望ましいでしょう。
また学校によっては提携広域通信制高校の募集区域と合わせて、募集する県を限定している場合もあります。居住している県、または勤務している県が入学できる県か確認が必要です。
ポイント②「将来の進路」
サポート校は予備校や学習塾、専門学校が母体となっているケースが多いため、高校の必修科目以外に専門的な知識や実技が学べるのも特徴です。
音楽や芸能の道に進みたいと夢を持っている人、サッカーやウィンタースポーツなどスポーツのプロを目指している人、動物職専門資格を取得したいと思っている人など、自分の夢や目標が明確な人にとっては学業との両立を支援するサポート校は最適といえるかもしれません。
また、大学進学を希望している人には、高校の基礎知識だけでなく大学受験の高度なノウハウを持つ予備校母体のサポート校は強い味方になります。
高校の卒業資格とともにそれらの専門知識や資格を取得できるのは、サポート校ならではの魅力でしょう。
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ポイント③「eラーニング」
全日制や定時制の高校に比べて、通信制やサポート校はインターネットを相互通信として利用したeラーニングを積極的に活用している学校が多くあります。eラーニングとはインターネット上で実際の授業を受講するほか、必須であるレポートを送信することが出来ます。
不登校が原因で高校を中退したなど、通学に不安を覚える人には適した学習スタイルといえるでしょう。
通信制高校は一方通行になりがちですが、相互通信が可能なeラーニングは対人関係を築くこともでき、近年注目を集めているスタイルです。
ポイント④「学費」
サポート校は通信制高校との同時入学が基本のため、学費が二重になるケースが多く、経済的な負担が大きくなることも事実です。また、高校必修科目のみならず専門知識やスキルを学ぶため、通常の通信制高校よりも割高だと感じるかもしれません。
しかし、独学で通信制高校を3年間で卒業できるのは全体の20%だと言われているのも現実であり、学習面や精神面での手厚いフォローや身につく知識や資格をトータル的に考えて選ぶ必要があります。
サポート校の学費にはかなり開きがあります。入学金が10万円前後、授業料が年間30万~100万と大きく違い、その他施設費などの諸費用も加算されます。特待生の制度がある学校や選択コースによっても異なるため、気になる学校が見つかったら相談してみてください。
この記事を書いたのは
通信制高校ナビ編集部
「一人ひとりに最適な学校探し」をテーマに、さまざまな進路選択を考える生徒さん、親御さんに向けて、よりたくさんの選択肢を提供できるよう、通信制高校、サポート校に関連する情報を発信しています。