悪質化するネットいじめ、学校裏サイト
インターネット上でのいじめが悪質化し、時に犯罪まがいにまで凶悪化し社会問題となっています。
インターネットを有効活用したカウンセリング手法の開発やカウンセラー育成などの活動を行う「全国Webカウンセリング協議会」は、いじめの被害者、不登校、引きこもりなどに悩む親子の相談をインターネット上で受けつけていますが、年間3000件以上の相談が寄せられているとのことです。
また、文部科学省の調査によると、ネット上で特定の学校や同級生などの写真や名前、住所、メールアドレスなどが勝手に掲示され、そこに匿名の誹謗中傷が続々と書き込まれるいじめの温床である「学校裏サイト」は、39都道府県で約3万8,000件あることが判明しました。
この結果に対し、「全国Webカウンセリング協議会」は、すべてが誹謗中傷の書き込みサイトではないものの、調査方法によっては30万件にのぼる可能性もあると見ています。
「学校裏サイト」以外にも、携帯電話での悪口メールやチェーンメール、自己紹介サイトで本人になりすまして写真を公開するなどといった「ネットいじめ」を苦にしての自殺事件も発生している今、親や先生といった周囲にいる人たちがインターネットや携帯電話に対して正しい常識を持つことも重要となり、規制するための知識の習得なども必要になっていきます。
日時:2008年03月19日 11:28:14
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