新しい大学のカタチ
今年4月に岡山市郊外に「環太平洋大(IPU)」が開校しました。従来の大学とは趣向が異なり、学部は「体育学部」と「次世代教育学部」の二つです。この大学の学長は、生徒4名から学習塾を開いたところから始まり、予備校、通信制高校と広げ、このたび大学まで開校することになりました。体育学部はトップ選手と教員の養成が2本柱となっており、ラグビー部の総監督は京都・伏見工高を2度の全国優勝に導いた名将山口良治氏、女子柔道部総監督はバルセロナ五輪金メダリストの古賀稔彦氏、体育会統括本部長には、日本レスリング協会会長で北京五輪日本選手団長の福田富昭氏と、そうそうたる名前が並ぶのだそうです。体育系大学に逆風が吹く中、「スポーツ経験者は、壁にぶつかった体験や思うように伸びない苦しさを知っている。教育現場には、そんな悩みにこたえられる人材が必要」だと考え、設置されたそうです。深刻な少子高齢化による大学全入時代到来と言われていますが、受験を考えている方々には、こういう新しいタイプの学校があることも知ってもらいたいと思います。
日時:2007年09月18日 16:17:23
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