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小中高いじめ10万件超

文部科学省が実施した小中高問題行動調査により、07年度の全国の国公私立小中高校が認知したいじめ件数が20日、発表されました。

前年度から約2万4000件減ったものの、10万1127件と依然としていじめ件数が多いことが判明しました。
いじめの内容(複数回答)のうち、最も多かったのは、からかいや悪口の64%、仲間外れが23%。
携帯電話のインターネット利用の増加等から近年急増する「ネットいじめ」は、約1000件増の5899件と全体の6%を占めました。

いじめに関する調査は、特別支援学校を含む計4万38校を調査対象とし、自殺した児童生徒158人のうち、いじめが一因だった可能性があるケースは5人。

また、全小中高校計3万9025校を対象とした学校内外での暴力行為に関する調査では、約8000件(前年度比18.2%)増の過去最多となる計5万2756件という最悪の結果となりました。
小中高すべてが過去最多件数となり、その中でも小学校は前年度に比べ37.1%も増加しています。

暴力行為の状況別では、生徒間が2万8396件、器物損壊1万5718件、対教師6959件、見知らぬ人への暴力1683件。
校内での暴力は4万7935件と全体の21%にあたる8204校で発生しました。

感情コントロールができないことや規範意識が低い傾向にあることが懸念される調査結果となりました。

日時:2008年11月21日 15:45:16

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