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中高生「ICT 利用実態調査」結果

ベネッセ教育総合研究所(株式会社ベネッセホールディングスのシンクタンク)は9日、「中高生のICT利用実態調査」の結果を公表しました。

この調査は、今年2~3月にかけて、全国の中学校13校・3203人、高校15校・6265人の計9468人を対象に実施。

調査結果によると、中学生の87.3%、高校生の96.9%が日常的にインターネットやメールを利用していると回答。以下、詳細。

▼使用ツール
中学1・2年生では、スマートフォンの利用率35%程度に対して、PCは50%と高い。
中学3年生になると、スマートフォンとPCの利用率がほぼ同程度、それぞれ60%弱。
高校1・2年生では、PCの利用率45%弱に対して、スマートフォンの利用率が80~90%と圧倒的に上回る。

中学生の場合、携帯音楽プレーヤー、ゲーム機などからインターネットへ接続する人が30%弱占めているものの、高校生ではスマートフォン以外の利用率が急激に減少している。

▼使用用途
メール、LINEなどのチャット、Twitter、SNS。

コミュニケーションを目的に週1回以上インターネットを利用している人は、
中学生:64.8%、高校生:92.1%。

▼オンライン上のつながり
インターネット利用者のうち、オンライン上で知り合った人がいる割合は、
中学生:24.7%、高校生:24.3%と、およそ4分の1。

▼情報入手経路
ニュースなど社会のできごとに関する情報の入手経路としては、インターネットよりもテレビを利用している人が、
中学生:90.9%、高校生:86.0%を占める結果に。

インターネットのまとめサイトや掲示板などの利用は10数%程度にとどまっているものの、新聞社のニュースサイト、LINE、Twitter、SNS(ミクシィ、フェイスブックなど)を含めた「ネット経由」の割合としては、
中学生:50.2%、高校生:68.3%にまで上る。

▼情報リテラシー
インターネット上の情報について、正しさを確認する方法が分からないと回答した人は、中学生:38.9%、高校生:49.2%。

▼学習時のながら行動
中学生、高校生の50~60%が音楽プレーヤーやスマートフォンで音楽を聞きながら勉強すると回答。その他では、メールやLINEなどのチャットに書き込みしながら、勉強のときにもコミュニケーションツールとして使用している人が、
中学生:24.3%、高校生:37.5%。

▼学習時のインターネット使用用途
「辞書を使う」が中学生:45.6%、高校生:48.3%。
「メールやチャットで友だちに質問」が中学生:26.4%、高校生:48.3%。
「レポートの情報収集」が中学生 30.2%、高校生 45.0%。

参考:http://blog.benesse.ne.jp/bh/ja/news/m/2014/12/09/docs/20141209release_1.pdf

日時:2014年12月12日 12:23:01

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