環境を変えて心機一転。やりたいことが見つけられた! 【鹿島学園 卒業生】
生徒・先生の声
通信制高校
2016/05/03
まだ肌寒さの残る3月10日(木)、東京・渋谷区文化総合センター大和田 さくらホールにて、鹿島学園高等学校通信制課程の卒業式が行われ、東京近郊のキャンパスに在籍する370人が卒業しました。
卒業式後、生徒さんに高校生活や進路などについてお話を聞きました。
普段できない体験のなかで、思い出と友達ができた
●お話を伺った人
2014年8月に転入学。溝の口キャンパスに在籍。成績はオール5で卒業後は専門学校でデザインを専攻。
2013年5月に編入学。溝の口キャンパスに在籍。理事長賞受賞し卒業後は大学で経営学を専攻。
── 2人は仲が良いそうですが、どのようにして仲良くなったのですか?
新井さん「沖縄研修旅行の時に、あまり知っている子が来ていなかったので、友達作らなきゃという感じでいたんですけど、その時に小野寺さんを見かけて『あっ、一度社会の授業で見たことある』と思って私から話しかけて仲良くなりました」
小野寺さん「社会の授業で一度見かけただけで話しかけてくるって、すごいコミュニケーション力が高くて明るい子だと感じました。それ以降、授業で会った時には学校や遊びの話で盛り上がりましたね」
── そうなんですね。そんな沖縄研修での思い出は何かありますか。
新井さん「踊り、エイサーですね。どんどん踊っていました」
小野寺さん「『イーヤーサーサー』ってやつね。普段の生活で沖縄文化を体験することはできないので、この研修の影響は大きかったなと思います。
── それでは、普段の学校生活で大変だった思い出はありますか?
新井さん「多摩川の草むしりをしたことですね。思った以上に重労働で、体育の授業を受けているような気分でした」
小野寺さん「一日中、学校にいることが多かったので、その時は1時間目から帰りたいなぁ……なんて思っていました(笑)」
── 新井さんは成績がオール5、小野寺さんは理事長賞を受賞ということですが、学校での勉強は順調でしたか?
新井さん「大変でしたが、授業でギターを弾くこともあって、すごく楽しかったです」
小野寺さん「やるべきことはやっておこうという精神で、レポートを早めに終わらせたのがよかったと感じています。あと、スクーリングを多めにとっていたので、計画的に勉強ができました」
── お二人は鹿島学園へは転入・編入学ですよね。前の学校ではあまりなじめなかったと聞きました。
新井さん「人の目が怖くなってしまって、教室に入れなくなりました。それで学校に行きづらくなって、学校を変えたほうがいいかなと思ったんです」
小野寺さん「私は、人の目を気にしすぎてストレスから病気になってしまい、環境を変えて治療に専念したいと考えて2013年5月に編入学しました」
── 鹿島学園を知ったきっかけは何ですか?
新井さん「資料請求もしたんですけど、他の学校を比較すると迷ってしまうので、自宅から近かった鹿島学園を選びました。遠いと行かなくなるので(笑)」
小野寺さん「インターネットで通信制高校を検索して、自宅から近いとか、学費が安いといった条件の合うところが鹿島学園でした」
学校生活の中で視野が広がり、進学の道へ
── お二人とも進学するそうですが、受験勉強はどうでしたか。いつから進学を意識しましたか?
新井さん「AO入試なので、面接の練習を何度もしていました。自分で紙に書いて覚えたり、先生に模擬面接してもらったりして。
進学を考えたのは、鹿島学園に転入してからです。前の学校が商業高校だったので、就職も選択肢にありましたが、他にやりたいこともあり、その専門学校に行くのもいいかなと思い、進学の道を選びました。通信制高校に入ったことで、さまざまな経験ができて視野が広がりました」
小野寺さん「私もAO入試で、面接と小論文試験を受けました。文章を書くのが苦手だったので、何回も先生に添削してもらいましたね。
鹿島学園入学当初、進路は就職でもいいかなという思いもあり、進学は考えていなかったです。でも、進路面談や授業を受けていくうちにやりたいことが見つかって、そこから大学を意識し始めました」
── 鹿島学園に入学してどこが一番自分で成長したなと感じますか?
新井さん「授業や行事を通じて人の性格関係なく、みんなに話しかけられるようになりました。今後は、同じ目標をもつ友達にもっと話しかけて、仲良くなっていきたいです」
小野寺さん「人の目を気にしなくなりました。今では、社会には色んな人がいるんだなと考えることができます。大学では経営について幅広く学ぶので、さまざまな観点で物事を判断して、自分の意見を発信していこうと思います」
── 最後に、これから鹿島学園へ入学する人にメッセージをお願いします!
新井さん「最初は、人が怖いなとか不安な面もあると思いますが、友達の輪に入って楽しい学校生活が送れますよ!」
小野寺さん「授業は週1日から週5日まで選べて無理なく通えます! それと、学年分け隔てなく接することも魅力です」
おわりに
実際に卒業式へお邪魔して感じたのは、鹿島学園の生徒さんは非常にハツラツとしているということ! 先生方も明るく親切で、こんな活力にあふれた学校であれば、生活が楽しくなるだろうなと思いました。
取材協力
鹿島学園高等学校
この記事を書いたのは
通信制高校ナビ編集部