勉強って具体的にどうやってするもの? 学習に関する疑問に答えてくれるヒント本5選
本などから学ぶ
2018/01/30
勉強って何のためにやるの? 「勉強しよう!」と思ったけど具体的にどうやってするもの? まず何からやればいいの?
そんな疑問へのヒントになる本を選んでみました。
手紙屋 蛍雪篇~私の受験勉強を変えた十通の手紙~(喜多川泰/ディスカヴァー・トゥエンティワン)
部活と友だち付き合いに明け暮れる高校2年生の「和花」は、好きなことをやるためにアルバイトをしたいといいます。ところが、いつもは穏やかで寛容な父・浩一がアルバイトに反対。頭ごなしに反対するわけではなく、「なぜ『アルバイトをしてはいけない』と言うのか」、それがわかればやってもいい、という不思議な条件を出します。
もやもやした気持ちを抱える和花に兄の喜太朗が紹介してくれたのが、謎の人物「手紙屋」。十通の手紙をやりとりすることで、夢を実現させてくれるというのですが……。
自分は何のために勉強するのか。何のために大学に行くのか。「手紙屋」がくれる手紙を通じて、和花は勉強の本当の意味とその面白さを学んでいきます。
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『中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。』(山田暢彦(監修)/学研)
英語を超基礎から学び直したいという高校生や大人向けの本。中学3年間分の内容がわかりやすくまとめられています。
be動詞の役割や使い方など基礎の基礎から、「どうしてこの言い方はできないのか」といった英語のルールを、イチから丁寧に解説。わかりやすい説明とイラストで、文法用語もすっきり理解できます。英語の基礎の学びなおしや受験勉強対策にぴったりの本です。
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『数の悪魔―算数・数学が楽しくなる12夜』(ハンス・マグヌス エンツェンスベルガー/晶文社(普及版))
あなたは「算数」や「数学」と聞いただけで嫌な気分になりませんか? この本は、数学嫌いの少年ロバートの前に現れた“数の悪魔”が、毎晩夢の中で数学の魅力を教えてくれるというストーリー。
参考書や勉強の仕方を紹介する本ではありませんが、数が持つ面白さを知れる、導入書としておすすめの本です。「11×11=121」、「111×111=12321」というように、“数字”の不思議と楽しさを味わうのにぴったり。実生活から離れたものとして数学を捉えていた人に、数学が身近なものだということを教えてくれます。
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『どんな人でも頭が良くなる 世界に一つだけの勉強法』(坪田信貴/PHP研究所)
『ビリギャル』の著者・坪田信貴氏による、一人ひとりに合った勉強法を築くための指南本。
前半は「勉強をする意味」や「頭の良さは生まれつきなのか」、「やる気の出る目標設定の方法」などについて語られています。
後半で紹介されるのは、自分に合った勉強法の見つけ方。現在の勉強法に自信のない人や、「自分は勉強が苦手だ」と思っている人にぜひ読んでもらいたい本です。心理学を専攻し、これまで多くの学生を教えてきた著者が、あなたの考え方を変えてくれるかもしれません。
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『勉強の技術 すべての努力を成果に変える科学的学習の極意』(児玉光雄/サイエンス・アイ新書)
著者は、錦織圭をはじめ、多くのトップアスリートのメンタルカウンセラーでもある児玉光雄氏。確実に結果を出せる正しい「勉強の技術」が科学的に解説されています。
本を読んだらすぐに実践できそうな、付箋紙や4Bの鉛筆、消しゴムの活用という究極のアナログ技術も。著者が4Bの鉛筆にこだわる理由は弱い力でもはっきり書け、書いた文字を消しゴムでけしやすいから、だそう。書いて消すという繰り返し効果が、覚えたい項目を脳にインプットする働きを持つと紹介しています。
1項目が2~4ページの完結型で、どこから読んでも大丈夫。本書を通じて効率的な努力の方法を学べば、勉強時間を確保でき、そして勉強時間を短縮することにもつながるはずです。
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進路や将来、勉強法に悩むすべての人に読んでほしい
今回は、進路や将来、勉強法に悩む人に読んでほしい本を紹介しました。ストーリー性のあるものやイラスト入りのものばかりなので、読書が苦手な人にも読みやすいのではないでしょうか。
本を手に取りつつ、自分のペースで自分に合った勉強方法を選んでいきましょう。
(選書・執筆:水本このむ 編集:田島里奈/ノオト)
※本記事はWebメディア「クリスクぷらす」(2018年1月30日)に掲載されたものです。