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社会人になってからの高卒資格取得方法
家庭の事情や学校での悩みから、高校に行けなかった、中退してしまった。
それでもやっぱり高校を卒業したい、と考える人は多く存在します。
では実際に、社会人になってから高校卒業、または同程度の資格をとるためには、通信制高校の社会人向けコース、定時制高校、高卒認定という方法が考えられます。
働きながら高卒資格を目指したい人は、それぞれの方法について、自分に合っているかなどを確認してみてください。
通信制高校・社会人向けコースで学びながら高校卒業
通信制高校には社会人向けのコースがある学校もあります。
自分で単位の計算をしたり、レポート提出を管理したりする必要はありますが、登校日数も少なくてすむため、社会人でも仕事をしながら卒業することが可能です。
社会人コースでは、週1日登校や、土日授業も可能なところが多くなっており、他にも年1回、3泊4日のスクーリングでよいところもあるので、仕事が忙しい人はスクーリングの日数にこだわって学校探しをすると自分に合った学校が見つかりやすいかもしれません。
普段の授業はパソコンでいつでも受けることができ、またレポートも同様に空いている時間に作成、提出できる場合が多いため負担が少なく卒業が目指せます。
仕事や子育てをしながら通いたい人の他にも、しばらく勉強から遠ざかっている人、若い学生たちに馴染めるか不安な人にも向いている方法といえるでしょう。
定時制高校に通いながら高校卒業
定時制高校は、夜間など時間帯を選べるので昼間忙しい人も通うことができます。
平日は毎日仕事後に通うことになるので負担は大きいですが、仕事の状況によっては両立することも可能です。
しかし、定時制高校では8割程度が3年ではなく4年で卒業することが多いようなので、早く高校を卒業したい人には向かないかもしれません。
高卒資格(高校卒業)ではなく、高卒認定資格を取得
高卒認定という高校卒業程度の学力を認定する試験があります。
こちらは最短数カ月で取得できるので、早く高卒程度の資格がほしい人は高卒認定を受けると良いでしょう。また試験を受けるために学校に通う必要はないため、10代の生徒や年下の中に混ざって勉強することには抵抗がある、という人にもおすすめです。
一点注意が必要なのは、高卒認定資格を取得しても最終学歴は中卒となります。なので、履歴書などには最終学歴の覧には中卒と記載し、その後に「高卒認定試験合格」と記載する必要があります。
また、高卒認定試験は合格科目を持ち越すことができるので、次の試験時には前回不合格となった科目だけ合格となれば問題ありません。
不合格となった科目が少なければ、通信制高校の「科目履修」を利用して取得することも可能です。
- 高卒認定についてもっと知る(別サイトが開きます)
この記事を書いたのは
通信制高校ナビ編集部
「一人ひとりに最適な学校探し」をテーマに、さまざまな進路選択を考える生徒さん、親御さんに向けて、よりたくさんの選択肢を提供できるよう、通信制高校、サポート校に関連する情報を発信しています。